なるほどアドバイス

アドバイス3 超低温容器の上手な使い方

液化酸素(-183℃)、液化窒素(-196℃)、液化アルゴン(-186℃)の超低温容器は、真空断熱構造になっておりますが、完全な断熱ではありません。使用量が少ない場合、或いは連休等で数日間使用しない場合、容器の液化ガスは、外気の熱侵入によりガス化し容器内圧を上昇させます。
このままにしておくとさらに圧力が上がり、約18kg/cm2で安全弁が容器の破裂を防ぐ為に作動し、ガスが噴出します。安全弁は繰り返し作動させると、吹き止まりが悪くなりガスが止まらなくなります。夜間に作動した場合、かなり大きな音がして周囲に迷惑をかけます。(当社は消音器付きにしております。)又、ガスの損失にもなります。安全弁は万一の場合の危険を防止する為に作動させるものです。このような超低温容器の特性をご理解頂き、安全弁を作動させないように使用してください。

次のような 方法を試してみて下さい

A. 使用量が少ない場合

  1. 容器に向かって左の弁(液取出弁)を閉じ、右の弁(上部充填弁)を開けてガス状で使用する。
  2. 内圧が下がり過ぎて供給量が不足の場合は、昇圧弁(保圧弁)を開けて使用する。

B. 連休等で数日間使用しない場合

  1. 休日数に合わせて内圧の上昇を予測し、ガス放出弁より時間をかけて内圧を下げる。(納入後日数が経過しているもの程、液温が上がっているので時間をかけて内圧を下げる。)
  2. 出来るだけガスを放出したくない場合は休日前に、使用する時液取出弁を閉じ、上部充填弁を開け内圧のガスを使用することにより内圧及び液温を下げてやる。 必要圧力以下になる場合は通常の使い方にする。