なるほどアドバイス

アドバイス4 超低温容器の上手な使い方

近年LGCは一般に広く使用されていますが、万一工場が火災した場合の危険性はどうなのかを検討し、火災現場におけるLGCの消火活動或いは、容器管理に関して学習する必要があると思われます。

1. 火災現場におけるLGCの状況

火災現場にLGCが有る場合、高熱により容器上部のプラスッチク製の液面が溶けて燃える。バルブシートが燃えバルブからガスが洩れ出す。次に外槽安全弁銅板(0.3MPa設定)が変形破損し、そこから空気が入り真空断熱は無くなるが内槽は断熱材で幾重にも覆っており、かなりの断熱性能を有しており液が一挙にガス化することはないが、かなりガス化が急速に進むと考えられる。容器内圧が上昇すると、液化酸素・窒素・アルゴン1.8MPa 2、液化炭酸ガスは3.2MPaで安全弁が作動 又は、破裂式安全弁銅板が2.7MPa、4.1MPaで作動し、内圧を下げるので内槽が爆発(約9.8MPa)することは無く液が空になるまでガスを吹き出し続けるものと推測されます。

2. 消火活動

LGCを放水で冷却しながら、周囲の火災を消火する。LGCが加熱されない状況になれば、冷却の必要は無い。(表面が水で濡れている状態)。ガスが安全弁或いは放出弁から噴出していてもそのまま噴出させておく。最後に容器上部のバルブを全て締め直す。(金属当たりとなり洩れは減少する。)

〔注意事項〕

  • 容器は必ず立てた状態にしておく
  • 転倒している場合は起こす事。
容器が転倒した状態では、通常外気温で容器上部の接続部が液化ガスと接触し気化器の作用をし急激なガス化を起こし内圧が上昇し、安全弁、破裂板から激しくガス、液が噴出し大量のガスが短時間に放出され危険である為。
特に液化酸素は大量の酸素ガスを発生し、周囲の可燃物との混合により爆発する可能性がある。

3. 容器の管理

  • 液化酸素容器の周囲2mには引火物、可燃物は絶対に置かない。
  • 容器は風通しのよい場所に置く。特に液化酸素は屋内に置かない。
  • 容器内圧は、常に管理して下げておく。特に連休前は通常より0.3MPa位低めにしておく。
  • 転倒防止を必ずしておく。